世帯収入      今後の住まい       この項topへ       home

●第8回団地の生活と住まいアンケート集計結果●

世帯主の高齢化がいちだんと進む

◆世帯主の年齢――年代別では「70歳代以上」が最も多くなり34.3%、60歳代は27.6%で、60歳以上が61.9%を占めている

 最も多い70歳以上を天辺にして完全な逆ピラミッド型の人口構成になっています。前回2005年は60歳代が最も多かったのですが、今回は70歳以上が前回(26.4%)より7.9ポイント増えて34.3%と、最も多い年齢層になりました。「後期高齢者」などということが大問題になっており、今回初めて「70歳以上」を二つに区分したところ、「75歳以上」が18.3%を占めるに至りました。
 2番目に多い60歳代の27.6%を合わせて、60歳以上の世帯主は61.9%、6割強になります。前回は55.3%でしたので、3年間で6.6ポイント増です。
 このように世帯主の年齢は年々底上げされ、高齢化が止まることなく進んでいます。
 これまで6回の60歳以上の世帯主の推移は次のようになります。

1993年 1996年 1999年 2002年 2005年 2008年
60〜64歳 10.5% 13.7% 15.2% 15.3% 14.0% 12.4%
65〜69歳 6.5% 8.6% 10.8% 14.3% 14.8% 15.2%
70歳以上 7.3% 9.7% 13.1% 19.4% 26.5% 70〜74歳 16.0%
75歳以上 18.3%
24.3% 32.0% 39.1% 49.0% 55.3% 61.9%

 団地の年代別でみると、「75歳以上」が30年代団地、建て替え団地で共に24.8%と4分の1を占めています。
 20歳代〜50歳代の世帯主は各年代とも引き続き減少です。50歳代14.1%(05年より3.3ポイント減)、40歳代9.8%(同0.1ポイント減)、30歳代9.8%(同1.9ポイント減)、20歳代は2.3%(同0.7ポイント減)です。20歳代〜40歳代の合計は21.9%と、前回より2.7ポイント減っています。
 1993年以降の15年間、20歳代〜50歳代の世帯主は次のように減少し続けてきています。

1993年 1996年 1999年 2002年 2005年 2008年
20歳代 6.2% 6.0% 6.0% 4.5% 3.0% 2.3%
30歳代 18.5% 14.5% 13.7% 12.7% 11.7% 9.8%
40歳代 24.5% 20.8% 16.4% 11.1% 9.9% 9.8%
50歳代 24.8% 24.2% 23.7% 21.1% 17.4% 14.1%
74.0% 65.5% 59.8% 49.5% 42.0% 36.0%


◆家族の人数構成――1〜2人で69.3%、 平均家族数は2.1人

 「いま住んでいる住宅に同居の家族数」は、「2人」が39.6%(前回36.8%より2.8ポイント増加)、「1人」が29.7%(前回27.4%より2.3ポイント増加)となり、1人または2人世帯で69.3%を占めています。前回(64.1%)より5.2ポイント増加です。「3人」は16.8%(1.6ポイント減)、「4人」8.0%(2ポイント減)、「5人」1.6%「6人以上」0.3%で、3人以上の世帯の減少傾向が続いています。
 全回答世帯の家族数の合計(20万5,087人)から算出した1世帯当たり平均家族数は2.1人です。前回より0.1人減り、1999年(1世帯平均2.6人)からは0.5人の減少で、団地居住世帯の単身世帯化、小家族化が続いています。

世帯収入      今後の住まい       この項topへ       home