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高家賃政策に反対、住み続けられる家賃制度を
全国公団住宅自治会協議会第43回定期総会を開催

第43回定期総会に出された文書発言(概要)
 6月18日・19日に群馬県みなかみ町で開かれました全国自治協第43回定期総会で出された参加者からの文書による発言、その要旨を項目別に整理したものを掲載します。


家賃・住宅政策等


▼みなさんの熱意と取り組みが改めて勉強になった。本当に「住まいは人権・住まいは福祉」、もっと頑張ろうと思う。(北海道/五輪団地)
▼高優賃と地優賃の違いは何か。地優賃は減額率やバリアフリー縮小の方向というが、高優賃はどうなるのか。▼住生活基本計画の閣議決定は低所得者層の厳しい現状を分かってのことか。公営住宅に準ずる家賃、収入に見合った家賃――運動への取り組みは。▼全国自治協として家賃の個別改定への運動論を示してほしい。(千葉・茨城/千葉幸町)
▼URは営業キャッシュフローマージンを40%から50%に引き上げるとし、業務費コストが変わらなければ25%程の家賃引き上げに相当、これ以上の家賃値上げは許せない。URが50%もの粗利益率を得ようとするのはおかしいと強く主張を。▼昨年、家賃が下がり空き家が減っている。U35割、近居割等が子育て世帯の入居増につながっている。定借反対は当然、定借ではない家賃減額制度の要求が重要。▼政府は市場家賃の下がりを根拠に住宅扶助限度額を引き下げているが、URは市場家賃が上がったと家賃を上げている。結果として公団住宅から追い出される状況が生まれており、この矛盾を突いていくよう要望する。(千葉・茨城/大久保団地)
▼居住年数の長い住宅は、経年劣化も見て家賃を下げるべきではないか。一律に外から見て家賃を上げ下げするのはどうかと思う。(千葉・茨城/金杉台)
▼甘利問題で全国自治協として機構へ抗議に賛成。▼格差・貧困問題、非正規労働問題、URをめぐる問題も背景は同じ、憲法改悪の動きも同根。「住まいは人権」において、国民を分断する策動に政策・運動論の確立を、全国自治協が果たすべき役割は大きい。▼居住者の願いは安心して安全な住まいに継続して住み続けられること。活動に期待している。役員が高齢化、若い方の参画はむずかしい。高家賃で年金生活者の一人住まいは住み続けることが困難。(神奈川/鶴が台)
▼家賃改定で新築アパートと公団家賃を同一化しているように感じる。市内では古くなったアパートは値下がりしており、ここから闘いをしてほしい。(東海/岩倉)
▼URの資産を独占資本が食いつぶす、閣議決定を分析し、閣議決定廃止を決定する政権の樹立を。全国自治協や単位自治会では困難、「住まいは福祉・住まいは人権」の下、他団体等と連帯した運動を。超党派への陳情型の活動は一定の効果が見込めても全面的解決は困難。選挙闘争を活動の大きな柱に。(東京23区/フレール西経堂)


住宅・環境

▼ここ数年、外国人が空き家の7~8割に入居。数カ月で転居もあり、自治会への入会は非常に少ない。45年かけ作り上げたコミュニティ、長い間のルールが崩れてきており、自治会活動の先細りを危惧。家賃を払えば誰でも良いのではなく外国人の入居数を決め、もっと日本の若者を入居させるべき。高優賃住宅にも外国人が入居しており、高齢者がSOSを出しても言葉がわからず不安と。特に中国人が一気に増えマナーが問題だ。(東京23区/大島6丁目)
▼高齢化が進み空き家が増加、外壁修繕中だがどんなにきれいにしても環境の閉塞感は否めない。若人等の入居により空き家やシャッター商店街を解消し活気ある団地に。このままでは魅力のないものになるので、URへの働きかけをお願いする。(東京23区/南六郷2丁目)
▼トイレ・浴室の手すり、サイフォン式洗濯排水を急がせてほしい。▼低層住宅の耐震診断で分類Ⅲ。中層の場合は診断結果の判明から15年かかっている。短期間でやるよう機構に要請を。▼団地内の公衆電話の撤去はとりやめるよう働きかけを、災害時の通信手段は一つでも多い方が良い。(神奈川/西菅田)
▼1~2階に高齢者が3~5階には子育て中が居住、子どもが飛び跳ね走り回り上下階でトラブルに。URに相談しても「当事者間で話し合って」と、床の防音対策をURへ要望してほしい。▼外国人はごみ捨て等のマナーが守られない。火のついたたばこを投げ捨て階下の布団を焦がす等、二世の悪戯で近隣が困っている。全国自治協からURにマナー徹底の申し入れを。(神奈川/飯島団地)
▼今年、共益費が値上げになったが関西のようなことがあれば全面的に調査してほしい。(福岡/香椎団地)


団地再生

▼一部建て替えで第1期の高層11階を施工中、来年9月には60世帯が引っ越し予定。跡地は商業施設に、一部の跡地には何が建設されるか発表がない。サ高住は家賃が高く居住者の入居は無理、特養老人ホームを希望、実現に協力してほしい。(埼玉/西大和)
▼D地区(1480戸)の集約型団地再生事業の説明会を2016年3月実施。 D50棟は耐震強度不足で140戸除却、現居住世帯48戸は移転。移転先はD51棟の住宅48㎡、建て替え後住宅のみずき街51㎡と説明。D地区自治会(自治協未加盟)はアンケートに基づき要望書を提出し機構はけやき街、さくらぎ街を追加。▼D51棟は空き家補修が始まったが従前居住者と補修レベルが違うのは納得できない。(関西/香里香陽)


居住者の高齢化、コミュニティ

▼週2回Eラウンジで高齢者のサロン活動を続け5年目に、食事とコーヒーをみんなで楽しんでいる。(東京23区/南六郷二丁目)


組織・会員拡大等

▼主体的力量の強化、行政優位と居住者分断の攻撃に対する運動論・組織論がない。多数派の結集を。総選挙に住宅政策が争点となるような運動を。▼具体的な活動をふまた答弁がない。国の主権者になるための自治会づくりを。本当の住宅政策を打ち出せるように東京23区・ブロックから討論を深め全国へ上げていくことに取り組みたい。(東京23区/竹の塚第一) 
▼会員数が減少し予算が少なくなった。自治協として対応・アドバイスが重要、全国自治協を強力にするための根本的な問題だ。(東京多摩/立川一番町)
▼住み良い団地・街づくり、コミュニティの形成でなくてはならないのが自治会活動、拠点となる自治会事務所の提供にURはもっと協力を求める。(千葉・茨城/千葉幸町)
▼建て替えがようやく終了、病院や福祉施設が出来て街は様変わり。高齢化が進み65歳以上が増えている。60%会員を目指しているがなかなか到達しない。会員拡大で事前にチラシを配布し非会員を訪問。入会のしおりを新しく作成、管理サービス事務所へ入居時に渡してもらうよう要請し実現。▼おしゃべり倶楽部、季節の行事、学習会、今年は居酒屋、カフェもと、地道に今年も頑張りたい。(千葉・茨城/高根台)
▼名札を出さない、挨拶しない、コミュニティが形成されない――このような環境の改善を。自治協に協力して運動の継続を。未加入世帯・団地へ働きかけを強める活動を。(神奈川/鶴が台)


その他

▼代議員が議長になった場合は、発言の機会がなくなる。その団地(傍聴者?)に発言の機会を認めるべきでは。(千葉・茨城/花見川)
▼代議員の挙手時、自治協の札を挙げてもらうと議長も分かりやすいのでは。(東海/岩倉)
▼この定期総会の都心開催を、短時間のプランで。(福岡/友泉団地)
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