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安心して住みつづけられる公団住宅をめざす
2019年全国公団住宅居住者総決起集会を開催


…………………… 来 賓 あ い さ つ (要旨) …………………
◇富田茂之衆議院議員(公明)
 UR住宅等の居住の安定等推進委員会委員長


 千葉・茨城自治協のみなさんには20年以上お世話になっている。公明党にはUR住宅等の居住の安定等推進委員会がある。今回、赤羽一嘉議員の国土交通大臣就任に伴い赤羽氏に変わりその委員長を務めることになった。12月2日に全国自治協役員と赤羽大臣が30分間の意見交換を行いみなさんの要望を大臣に伝えた。赤羽氏は前委員長であり公明党の中で誰よりも公団自治協のことを存じている。全国自治協からは丁寧な厳しい意見を頂いた。
 機構法25条4項については、空家入居で新入居者には家賃を下げ入居させているのに、なぜずっーと住み続けている人が大変になった時に減免制度の適用がないのかと。おっしゃるとおりだと思う。聞くところでは公団の事務所には減免制度の申請書類すら用意されてないと。法律に規定がある以上、法律に則ってやっていくべきだし、財政上の問題もあるかと思うが、URの理事長に伝えると赤羽大臣もおっしゃっていた。
 外国人入居者が他の住宅より入居しやすいので、どんどん入って来てこの方たちとコミュニケーションが取れない。今まで自治協のみなさんが頑張ってきたコミュニティを崩されてしまう。URで何らかの対策を取るべきというご指摘を頂いた。それぞれの団地へいろんな国の方が来ており、千葉でもかなり外国人が増えている。地元習志野ではフィリピンの方が入ってきてタガログ語しか話せない。学校の先生がせめて英単語を理解してもらえればいろんなことが言えると、タガログ語を分かる先生もいない。コミュニティは大変だと聞いている。与党としてURと連携し、みなさんのコミュニティが崩れないように頑張っていかなければいけないと感じた。
 エレベーターの設置が遅いと。昨年、千葉幸町団地を視察したが隣の高洲団地には後付けエレベーターがどんどん出来て幸町はなぜ出来ないのかと指摘された。URの説明はそれぞれ地盤が違い地盤強化にお金がかかると、住んでいる方には全く関係のない話しだからなぜ付かないのかという不満がある。赤羽大臣から来年のパラリンピックに向け、バリアフリー化を進めるのでその中で予算を確保していきたいという話があった。
 また50年以上継続居住者の畳床の取り替えは喜ばれているが遅いと、どんどん進めてほしいという要望を頂き、大臣もおっしゃるとおり、URを督促していきたいと。
 ストック再生事業は居住者を追い出すこと、きちんと考えて安心して住み続けられる住宅にしてもらいたい、大臣はしっかりと受け止めると。大臣も理事長も神戸出身、人間関係も含め、URを指導していきたいと。
 なかなか与党側としてみなさんの要望をすぐやりますという訳にはいかない辛い立場だが、一番詳しい方が大臣になったのでこの機会にみなさんの要望をしっかりと受け止めさせて頂き、一歩でも二歩でも前進するよう頑張っていきたい。


◇末松義規衆議院議員(立民)
 UR住宅居住者を支援する議員連盟会長


 財務金融委員会の筆頭理事で奮闘中。立民、国民、社民、社保の合同会派「UR住宅居住者を支援する議員連盟」の会長を務める。みなさんの力になるよう全力を尽くす。北九州・八幡の出身、先ほどの北九州のみなさんの神さまに願いがスッーと入ってきた。祈る時に良き日が本日、議員末松の誕生日である。この一年間、政治家としてみなさんの願いを実現・行動するための新たな第一歩を踏み出していきたい。
 先日、自治協の方々とみなさんを支援する4会派の議員が集まり、新たな議員連盟を発足させた。その中でUR、国交省の意識が低いと思ったのは機構法25条4項、一番生活苦にあえいでいる方へ補助が行き渡っていない。40~50年住み続けたみなさんはURの大ファンであり貢献者でもある。団地のコミュニティを維持するために頑張ってこられた方々は功労者でもある。連れ合いが亡くなり年金が半分になり、年金だけではやっていけないという苦境に陥っている時に見捨てるのは人情に反すること。世の中の道理をしっかりと国交省、URに認めさせることが政治家の役目、しっかりと行動していくことをお約束する。



◇早稲田夕季衆議院議員(立民)
 UR住宅居住者を支援する議員連盟事務局長

 日頃いろいろの面から公共住宅のあり方を勉強させて頂いている。少子化と共に高齢化社会の住まいのモデルケースに公団住宅がなるべきだと思っている。そのためにも住み続けられる、安心してみなさんが一緒に交流を持てる公団住宅をどのようにつくっていくか私たちに課せられた課題だ。
 UR住宅居住者を支援する議員連盟の事務局長を務めているが、みなさんと意見交換の場を持ち、改めてみなさんの尽力が修繕の義務化、民法の改正に繋がっていくんだと実感した。住宅セーフティネットは生きることのセーフティネットだと思っている。だからこそみなさんと力を合わせ私たちも一歩づつではあるが機構法に基づいた家賃の減免、高齢者の方がいつまでも安心して暮らせる公団住宅になるよう、みなさんの力が改善につながるよう力を尽くして頑張っていきたい。


◇小宮山泰子衆議院議員(国民)
 UR住宅居住者を支援する議員連盟会長代行


 今国会から立憲民主党、国民民主党など元民主党系が一つの会派になった。それにより分かれていた議員連盟もやっと一つになり共同会派「UR住宅居住者を支援する議員連盟」となった。改めてみなさんの声の受け皿になっていきたい。
 今の安倍内閣は社会的弱者をどうして作り出そうとするのか、それによって儲けようとしている人がいるとしか思えない。終の棲家、居住の安定、住むところに安心していられるということは、経済活動、地域活性化などの根源となる。居住の安定をどうやって確保するのか、「家賃の減免」の問題は議連の仲間と共にURへ声を挙げていきたい。
 超高齢化社会の中で、孤立・子どもの問題、単身者、仕事をリタイアした人、特に女性高齢者が多くなり、これまで社会を支えてきた人たちが社会的弱者にならないようにするために政治があると思っている。
 日本では住宅扶助が確立されていない。新築の家を買った人には様々な優遇があるのに、なぜ家賃を払っている人には全く何もないのか、こんな不公平なことはないと政策の提言を始めた。日本人のため、共生社会を受け入れている自治協のため、共に安心して暮らせる家賃制度実現のために頑張っていきたい。共に頑張りましょう。


◇高橋千鶴子衆議院議員(共産)

 新たに国土交通委員になり日本共産党の部会長として頑張っている。比例東北ブロックの選出。「住まいは人権、住まい福祉」の立場でみなさんと一緒に頑張っていきたい。
 昨年12月のUR賃貸住宅ストック活用・再生ビジョンにより40年を経過した団地が再生、統合、廃止と事実上の追い出しが進んでいる。断じて許すことは出来ない。
 東北の被災地の復興公営住宅は入居10年後には家賃の減免制度がなくなり近傍家賃、一般の住宅と同じ家賃にさせられる。また所得が微妙にオーバーして所得制限に引っかかり収入超過者にされてしまう。このままでは家賃が3倍となり住み続けることができなくなるという切実な訴えが寄せられている。改めて公営住宅としてのあり方が問われなければならないと思っている。
 みなさんの運動が住まいをどう守っていくのか、そのことと結びついて必要なこととなっていく。高齢化、低所得化、年金生活者が7割と聞く、負担が大きくなっている。コミュニティの形成、様々な課題に寄り添い、機構法25条4項「家賃の減免」を実現させ、住み替えがどうしても必要になっても選択肢が残っている体制をつくっていくためにみなさんと一緒に頑張っていきたい。

………………………… メ ッ セ ー ジ  ………………………
◇武田良介参議院議員(共産)

 本集会に集まられた方々に心から敬意を表します。本日は、参議院国土交通委員会による、福島県、宮城県の被災地視察のため、集会に参加できません。
 入居者の皆さんの高齢化が進む中、家賃減免が切実な要求となっています。公団住宅が公共的役割を果たすよう、国会で働きかけてまいります。
 また、URが集約の名のもと、管理戸数の削減を行おうとしており、入居者の皆さんに不安を与えています。居住者の権利が守られ、公団住宅が住宅のセーフティネットの役割を果たすよう働きかけてまいります。
 安心して住み続けられる公団住宅となるよう、ともにがんばりましょう。

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