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高家賃政策に反対、住み続けられる家賃制度を
全国公団住宅自治会協議会第45回定期総会を開催
代議員の発言(要旨)

<家賃・住宅政策>

●新所沢/埼玉=2,300戸強の団地で家賃9万~13万円、平均で10万円前後。先のアンケート結果では家賃が高く負担が重い、収入は減っても家賃はいっこうに下がらない。今年、募集家賃は5%程下がったが継続家賃は変わらず、家賃負担が大きく生活に困窮しているのが現状。政治家へのはたらきかけを、来年は参院選、統一地方選等があり、全国自治協の力で継続家賃の引き下げが実現するよう要望する。

●赤羽台/東京23区=傾斜家賃が10割になって団地を去る人がいた。幸い、区のシルバーケアに入ることができた。低収入でも高い家賃を払う人が多く個人的に相談に来る。25条4項が実施されるよう強力に進めてほしい。昭和37年に入居時に70年償却で家賃が決められ一生家賃は上がらないと思ったが今はその10倍、新規入居は家賃15万~20万円と高いため若い人がなかなか入居しない。高家賃問題は運動体が強化をされない限りじり貧になり解決しないのではないか。

●高根台/千葉・茨城=25条4項について、昨年、自治協総会の来賓議員が減免申請は住まいセンターで受け付けると。生活保護が受けられなくなった80歳代の女性が申請したが、センターはそういう制度はない、福祉的な施策はURの責任ではないと。議員らへ法文の実行を要請。船橋市長がセーフティネット制度の実現をと要望書を国等へ出した。みなさんといっしょに頑張っていきたい。

●金杉台/千葉・茨城=25条4項問題のケースでは、交通事故で働けなくなり生活保護を受けたが家賃補助限度額を超え、他の団地へ引っ越しを余儀なくされた。我が団地でも同様、アンテナを高くしてこの問題をURに訴えていきたい。

●ひばりが丘/東京多摩=今回の地方議会への取り組みでは3月に東久留米市議会へ市内の滝山、東久留米の3団地自治会連名で請願し、25条4項・家賃減免の実現と団地別整備方針書策定では自治会ら3者合意で行うことを全会一致で採択させ、関係方面へ意見書を提出することができた。新たに10名の国会要請メンバーを決め、いつでも3~4名が参加できる体制を確立した。25条4項をはじめ要望実現に向け頑張っていく。

●知立/東海=居住者の約60%が外国人、国籍は約20カ国、入居時にマナー等の徹底教育を。先のアンケートをポルトガル語に翻訳し配布したが回収率は非常に悪く、回答者は年金暮らしの高齢者のみ、家賃負担が重いことを強く訴えている。80歳前後が多く片方が欠けると生活は苦しくなる一途。市場家賃に転じた際、家賃の減免の項が設けられたが実施されていない。団地別整備方針書策定では3者合意と25条4項の実現を求める意見書提出を市議会へ陳情、採択される模様。

●若松二丁目/千葉・茨城=議案書6ページ右欄に「あるいは相当する家賃補助の実現を要求するものです」と、生活保護者が家賃補助を受けると収入認定され、保護が打ち切られる可能性があり注意深い対応を。家賃問題が定例懇では議題にされないことを考えないといけない。自治協も定例懇と言っているが、家賃裁判和解時には自治協は定期協議と、公団は懇談会にしたいと。双方がそれぞれで認め合ってきた歴史を忘れている。いつの間にか打ち合わせでお互いが認めないと話し合えないような運動体になっていいのか。

●鶴が台/神奈川=昨年の総会で25条4項家賃減免への取り組みが提起され、生活実態調査、全国集会、国会議員要請と運動して来た。家賃問題を定例懇の議題にさせたい。神奈川では地方議会への陳情は6月一斉に。自治協加盟団地がある9市中の7市議会へ提出、県議会へも提出した。横浜、藤沢、大和市の委員会で採択される模様。県議会最大会派は「精一杯取り組むので自民党の成果に」と、他へも同様にお願いし採択を期待する。

●習志野台/千葉・茨城=1967年入居の1,820世帯の団地。地方議会への取り組みで市長が要望書を提出、市議会の意見書提出に取り組んでいる。先週、建設委員会で採択され本会議でも採択される方向、25条4項の実施と住宅セーフティネットとしての役割、共用部分のバリアフリー化を求める。

●滝山/東京多摩=活動方針の25条4項、家賃問題は大家と店子の交渉関係を確立すること、もう一つは年収240万円以下の世帯が30%と、公営住宅法を基本に進めていくことが必要。これらを国会議員等に正しく理解してもらうため引き続き国会への要請を進めていく。安倍内閣の下で憲法25条生存権保障が潰されようとしており、国交相は25条4項を実行する勇気がない。厚労相を巻き込んでいく運動を、議連との間でも詰めたい。

●金剛/関西=家賃改定ルールに関して、昨年の議案書では機構の家賃政策を批判、今年はそれに触れていない。全国の団地居住者が団結し運動で勝ち取った成果、家賃改定の増収額はその7割を修繕費に充てるとなっている。家賃改定の最短2年は借家法を無視するもの。昨年のアンケートで年金受給世帯は52%、家賃に関しては・市場家賃から応能家賃へ転換を・継続居住者の室内修繕の問題、新入居者と家賃が逆転・公団家賃は公営住宅家賃制度を準拠。家賃改定最短2年はセーフティネット法に反し居住者の生活が成り立たない。

●花見川/千葉茨城=機構法25条4項については、昨年の総会、アンケート調査でも多くが心配している。高齢化が進み年金生活者は家賃負担が重いと。家賃問題を話せる場は基本懇、機構法の25条4項について基本懇でも取りあげてもらいたい。

●徳力/北九州=自治協加盟は6団地、先のアンケートは未加盟へはたらきかけ19団地2,188世帯を集約。高齢化が進み女性世帯主は5割近く、家賃が下がればと。居住者の実態に理解をと2月に自治協役員が、自民党、希望の党、共産党の衆参議員事務所を一気に訪問、議員は不在だったが要請。藤の木団地は用途転換事業に着手、100戸の団地だが募集停止され25戸しか住んでいない。URへ高齢者が住み続けられるよう要請。 

●友泉/福岡=昨年行ったアンケート調査で65歳以上が約6割。年金受給世帯も大幅に増え、家賃負担が重いは約7割強、公団に住み続けたいも7割、不安に思うことは値上げや収入減で家賃が払えなくなることが多い。機構法25条4項・家賃減免をはたらきかけることが必要。自民党、公明党、立憲民主党、共産党、民進党の地元国会議員と懇談、福岡自治協は地元議員へ要請していく。

●フレール西経堂/東京23区=全国自治協は国会議員要請や議連立ち上げに参加し要請しているが欠けている点は2015年12月の閣議決定を危惧すること。UR、議連、国交省は閣議決定に縛られており、議連へは来年の参院選等に向け閣議決定を何とかするように要請を。またURに抗議できる場をつくってほしい。

●五輪/北海道=空き家が増えても生活に困っている人たちは住むところがないという矛盾、セーフティネットが機能していない。安い家賃で安心して住めれば気持ちが安定し仕事もできると思う。UR、国、地方自治体へ弱い者の住宅政策を充実させるようにはたらきかけていきたい。また機構法25条4項の家賃減免を実現させるため頑張っていく。

●くぬぎ台/神奈川=機構法25条4項、高優賃住宅の期限、ストック再生・再編の問題で、神奈川自治協は横浜市議会へ陳情し6月5日の本会議を傍聴、意見書提出が採択された。短期間で採択できたことは普段から横浜市、議員等との関係づくりが成果につながったと思う。横浜373万人の市議会で採択され、これからの運動にはずみがついた。

<団地再生等>

●香里香陽/関西=香里D地区は1,400戸あり空家は680戸、集約で320戸が間もなく潰される。移転先の住戸と現住戸でレンジフード等の設備に大きな違いがあるが家賃は5,000~7,000円しか違わない。現居住者の住戸も同等にと運動中。集約の跡地利用でUR支社は懇談で謝罪し、自治会との信頼関係の上で進めたい、勉強会を開きたいと。

●ひばりが丘/東京多摩=整備敷地の活用で特養ホーム、老健施設等20を超える介護・子育て施設の整備が実現した。これらを居住者に紹介するパンフを1,500部つくって全戸配布し喜ばれた。

●若松二丁目/千葉・茨城=再生、建て替えは「再開発事業」で、利益が見込めなければやらない。端的なものが中央区にあり、再開発利益をファンドで運用し再開発後家賃を従前と同額にしたケースだ。機構法には「URの義務として公営住宅を設置し管理する自治体と綿密な連絡を取り合い」とあり、自治体、UR、居住者で再開発利益をどうするか、URが全部受け取るのは不当と主張を。

●戸頭/千葉・茨城=昭和50年管理開始1,200戸の集約団地。当初から半分空家、機構は一度も入居しない3棟を民間へ売却。空家解消で1万円の家賃引き下げを要求し、4・5階を3,000円下げたが空家は埋まらない。医療・福祉施設等環境が整い利便性も良く、タヌキもタカも生息する団地で1・2階は大方埋まっている。2015年に集約が出され、自治会は1・2階は空家がない何処へ移るかが問題と主張しエレベーター4基の工事が始まった。踊場着床式ではないエレベーターの設置を強く要求中。自治会は住民集会を開き、居住者を訪
問、契約変更なしに強制退去させないことを確認、頑張っていく。

●草加松原/埼玉=松原団地は約6,000戸のマンモス団地、H15年から始まった建て替えが完了する。この間、機構と毎月1回懇談し先月までに198回行い、住民との意見交換も190回を超えた。市営住宅建設を要望したが草加市は36戸の借り上げを回答。36戸は少ないのでもっと増やすよう運動し、H20年3月に建て替え前家賃との差額助成制度ができ戻り入居が増えた。自治協の皆さんの助言・指導にお礼を申し上げる。

●習志野台/千葉・茨城=団地別整備方針は一部建て替えでH30年に着手と書かれ、高齢者が多いので心配している。「再生」で進められるということだが段階的にどのように進められるのか知りたい。

●浜見平/神奈川=全面建て替え3,400戸の大団地。H17年に建て替え着手、横浜国大等、茅ヶ崎市、URらとワークショップを毎月開催してきた。2期分が完了し3期543戸は平成32年に入居予定。新しく約30店舗のブランチができ、市役所分室が入り近所の人も集まる。サッカー、野球のグラウンドもでき明るいまちに変わった。4期は31年11月の3期終了後、3年間は着手しないとのことだがもっと早く戻れるようURと話し合っていく。整備敷地の問題等、みなさんの協力を得て素晴らしいまちにしていきたい。

●南台/東京多摩=人が暮らすことを無視した団地再生を許せない。2007年に突然更地売却と。建替調査団地で8年間入居募集も修繕も行われずお化け屋敷だった。多摩自治協の支援を受け、居住者集会、アンケート、学習会を開催し機構へ要望書を提出、市議会等が意見書を、手作りのぼりにゼッケンの高齢者が署名活動を行い335戸を集約で189戸に留めた。終の棲家と言っていた人も条件が変わると次々去り、残る人はリフォーム住戸に移転と今までの住戸とに分かれ、コミュニティはズタズタに。機構と話し合いを重ね跡地には高齢者施設ができ、レストラン等が地域に開放され団地の高齢者が働いている。活動を積み重ね、自治協に結集し学ぶことが大切。

●小平/東京多摩=団地再生が決まってからコミュニティ豊かで空き家がない小平団地を建て替える必要があるのかと、機構と役員全員で話し合いを重ね建て替えは無理と言わせた。しかし2013年に公団職員宿舎跡地の問題が浮上し要
望書を提出。機構、国会議員へ少子高齢化対応の魅力あるものにと要請。機構は市と協議し特養ホームと保育園の合体プランを提示、市が近隣の保育園を民営化したい意向から。自治会は充実した高齢者施設をと重ねて要請し、120床の特別養護老人ホームに決定。ショートステイやデイサービス、訪問看護事業所や地域に開放される食堂・会議室などを備えた施設を予定している。何度も話し合い団地に合った要求を出すことが重要。

●五輪/北海道=ある団地を居住者が住んでいるまま何棟か売却、自治会がなく自治協未加盟のためどうすることもできない、誰もが安心して住み続けられる団地を。
<修繕・環境>

●赤羽台/東京23区=先週火事があり一酸化中毒でひとりが亡くなった。半日誰も気づかずに娘さんが訪ねて来て分かった。年中誤作動で廊下の警報器が鳴っているのにこの日は鳴らなかった。表に通じていない火災警報器を付けても誰も気がつかない、役にたっていない。せめて廊下で鳴るようなものに改善を。部屋の修繕は本人負担と馬鹿げている。

●北広島若葉町/北海道=北海道には1,000戸以下の団地しかないからか、中層エレベーター、高優賃等には先ず縁がない。せめて生活支援アドバイザーを配置してほしいと要望したら、先月、高齢者相談員を研修していると返事があったので北海道自治協の成果として報告する。石狩で火力発電所の大工事が行われ、花川中央団地の複数戸を社宅として飯場のように利用、ゴミの出し方をはじめコミュニティが成り立たない。北広島でもボールパーク構想があり危惧する。飯場化をさけるようURに求めていきたい。

●北進/北海道=外壁修繕工事が終了した。しかし、室内修繕は全然進んでいない。アンケートでは畳・ふすま等機構に修繕してもらいたいものが多く実現をお願いしたい。現在70戸空家があり35歳以下の子育て世帯の入居を。また10戸くらいは補修を行いいつでも入居できるようにと促すと、予算の関係でできないとのことだが要望していきたい。

●千草台/千葉茨城=昨日の渡辺志げ子前会長への黙祷に感謝。企業貸しで大型自動二輪を階段入口に置く、ゴミ出しルールを守らない、ポストはチラシの山。これを管理主任に会社へ伝えるように言っても「6団地を担当し細かいことはあんまりできない」と。1週間経つと住人が代わり、迷惑だと訴えたい。

●滝山/東京多摩=ハトの被害が多く、URの協力で鷹匠・鷹が来て、6羽を飛ばしほとんどハトはいなくなった。野鳥保護の会とは鷹以外の対策があれば議論したい。

●友泉/福岡=共益費の繰越金は個別に住まいセンターに相談をとのこと。ハト対策で捕獲カゴを設置し原・四箇田団地で545羽の成果を挙げた。希望する団地へAEDと集会所トイレにウォシュレット設置を要求、AEDは貝塚・友泉団地に設置、ウォシュレットは集会所使用頻度が高い団地に設置された。

●片岡台/関西=長年居住者の畳やふすまの取り替えは未だになされていない。不満が多く、ポイント制で無料取り替え等が図られることを求める。それが導入できなければ継続居住者が団地内引越しをする時、40年以上の居住は半額、30年以上は4割、20年以上は3割の費用補助を機構へ申し入れている。団地内で引っ越しを希望する人は多いが、最近、退居査定額がまちまちとの苦情で5件立ち会った。畳の擦り傷、ふすまの汚れ、壁紙の剥がれ、台所の汚れなど経年劣化のものが対象になり加算されていた。20~30年と住めば、汚れや傷がつくのは当たり前、畳・ふすまは減価償却済み、査定員は民間賃貸住宅との整合性のため国交省法令基準に合わせているとのこと。

●コンフォール藤沢/神奈川=3月に国交省が民法改正に伴う賃貸住宅標準契約書のひな形を公表し、畳・ふすまは削除された。「機構は速やかに見直したい」というがどう見直すのか。民法607条2項で「借主が貸主に修繕を必要である旨を通知し、貸主がその旨を知ったにも拘わらず相当の期間に修繕をしない場合、借主は修繕ができる」と明文化。消費者契約法10条に「消費者の利益を一方的に害するものは、無効とする」とある。居住者本位となるよう関連団体と協議を進めてほしい。

●花見川/千葉・茨城=入居50年を迎え計画修繕の促進を。レバーハンドル化が終了、高齢者に喜ばれている。問題は鉄部塗装、1度抜かれた1街区970戸は惨憺たる状況。やっと昨年度の外壁修繕が6月から工事。前回の外壁修繕は11年間かかった、定例懇でURに11年もかかると私たちは死んでしまう…今回はそんなにかけないと。自治会は計画修繕・外壁塗装を早くと促すが、全国自治協も積極的に進めるよう要請を。入居50年、新しい畳・ふすまで死にたいと思っているので是非よろしくお願いする。

●コンフォール草加/埼玉=8棟549世帯の団地。1~3号棟は18年経過し、外壁工事、廊下灯LED化、インターホン工事を行いたいと。草加市営分42戸にもインターホンを要望し、全世帯にモニター付インターホンが設置された。外壁も含め昨年6月からの工事は3月にすべて終了。全棟に自治会専用掲示板が設置され喜んでいる。

<高優賃

●知立/東海=自治会は昨年50周年を迎え、住み慣れた団地に住み続けたいと願う人が殆ど、高優賃120世帯の継続を。

●くぬぎ台/神奈川=高優賃は平成13年入居開始、90歳・100歳の時代になり20年間はあっという間、高優賃住宅入居者の制度期限の延長をしてほしい。

<コミュニティ>

●ひばりが丘/東京多摩=この数年間に新しく始めたことは高齢者見守りで月1回の食事会に年間600人が参加。入学祝を小学校だけでなく中学、高校まで広げ喜ばれた。6月から助け合いの会を始めた。包丁研ぎ等は好評で毎回100人以上が利用している。

●西上尾第一/埼玉=団地で誰もが気軽に楽しく集えるふれあい喫茶、ふれあいラウンジ、居酒屋テルを運営。50年間暮らす認知症の70代男性が人中に出ることをいやがるのを奥さんが連れ出し、居酒屋テルで周囲にうち解け、帰宅後「今日は美人に囲まれて楽しかった」と話した。表情が明るくなることはスタッフにも喜ばしいこと、居酒屋で誰なのか分からなくてもくつろげたのでは。今まで通りを続けることが何よりの支え、住みなれた団地で自分らしい生活をと努めたい。

●徳力/北九州=自治会50周年で記念誌をつくり式典を開催。先輩たちや自治協の支援があったことを改めて認識。志徳団地と共に地域医療福祉拠点化され、志徳では集会所周辺で毎月1回野菜を販売し盛況。徳力では金曜日の午後、学生らとおしゃべりカフェを開催。また自治会と大学が連携して週2回高齢者を訪問、今後も頑張っていきたい。

<組織・会員拡大>

●新所沢/埼玉=自治会役員になり手がいない。自治会費の集金でも高齢者が高齢者宅を回り集めている。役員のなり手が出るような魅力ある自治会にと、活動がやりやすくなるような助け・アドバイスをお願いする。

●ひばりが丘/東京多摩=建て替えが1999~2012年にかけて行われ、建て替え前の55%・1,504戸に削減された。募集停止等で大変苦しい自治会活動を強いられ、組織率50%台まで低下したが居住者・自治会員主役の活動を続け、70%超まで回復した。

●原/福岡=自治会は今年50年を迎えるが加入率が低く困っている。役員らが若い入居者へ自治会加入を促すがうまくいかない。多摩から50%が70%に上がった成功例が報告されたが、他も含め成功例をまとめてもらい加入率増加につなげたい。

●友泉/福岡=何処もそうだが若い世代が自治会の役員になってほしい。地方・全国自治協とともに頑張っていきたい。

●くぬぎ台/神奈川=自治会・自治協は安心・安全・快適の源、組織率を高めていきたい。

●永山/東京多摩=今年の自治協総会で高尾山の麓の館ヶ丘団地が加盟した。集約で2年前450戸が募集停止になり、自治会は何もしなかったので機構に一方的に進められ、昨年12月、是非自治協に加盟したいと。3月の役員会で加盟反対の役員ともめ、新たな体制にし4月の総会で自治協加盟を決議、今年の多摩自治協総会で承認した。2,800戸の団地で一時使用賃貸借契約を結んだ人は今年12月に出なければならず相談にのりたい。2月に多摩自治協は自治会活動交流会を開催。各団地は居酒屋、ふれあい喫茶、食事会、助け合いの会等のコミュニティ活動を続けている。それらを交流し学び、参考にした自治会で活動が拡がっている。未加盟へはたらきかけ、組織の拡大をめざしたい。

●赤羽台/東京23区=ひばりが丘団地が会員世帯を5割から7割に増やしたと、大変素晴らしいことなのでこのような会員拡大の状況調査をして広報で報告をお願いする。

<その他>

●湖北台/千葉・茨城=空家実態の調査をしてほしい。84,000戸はURのデータなので自治協の数字を。フォーマットを配布し自治会→自治協→全国自治協でまとめる――をお願いしたい。団地の自動販売機は災害で停電時、管理主任が鍵を開けると自家発電で1時間半飲料水を取り出せるレスキュースタイルのもの。災害時の助けになるので、定例懇等で問われたらどうか。

●原/福岡=前回のアンケートと比べると大分良くなったが、もっと記入しやすいものを期待する。

●滝山/東京多摩=多摩自治協は30数年間、核廃絶と被爆者支援、原発の安全性を求め署名活動を続けている。核兵器禁止条約に59カ国が調印し、世界は北朝鮮、アメリカ、被爆国日本が調印することを期待している。引き続き反核平和活動を続けていきたい。

●五輪/北海道=今年も総会に参加できたことに感謝。公団住宅に入居して10年、元気の秘訣は多くの人と話すこと。会長がその元気は自治会役員になったからと、この歳になっても辞めさせてもらえない。施設等に引っ越すのを見ていずれそうなるまで団地で過ごしていたい。何かあったら助けてほしいと言える環境が大切。

●赤羽台/東京23区=この総会の出席代議員は103、委任が112をどう考えるか、出て来られない自治会をどうしたらいいか。毎年ここで全国の自治会の話を聞くと大変勉強になる。ここへ来られない自治会を補助することを分担金の増等で考えられないものかと思うが、会員が増えないので悩む。
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