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全国公団住宅自治会協議会第37回定期総会
今総会の特徴的な発言

◆「買い物難民」の問題

○スーパー撤退で買い物難民となる。スーパーは売れなくなったら撤退するが、機構は対応する気がない。機構本社との定例懇談会の議題にしてほしい。また他団地でも問題が起きていないか。(千葉・茨城/若松二丁目)
○当団地でも団地内スーパーの撤退と、商店街60店舗のうち16が空き店舗となり生活に支障をきたしている。高齢者にとって生活が安定しない。問題の解決を図るためには商店に思い切った家賃制度等の適用を。(千葉・茨城/花見川)
○8年前、北本団地など埼玉の4団地で一斉に撤退した。3カ所は1年くらいで入ったが、北本では5年かかった。スーパー業界に自治会から手紙も出した。3年前やっと24時間営業のスーパーが入り、協力・共同の関係を作り上げた。(埼玉/北本)
○商店街と共存共栄で、住み続けられる団地をめざして。団地内5店舗の閉鎖で支社と交渉を続けた。空き店舗を活用し、日野市と機構の支援もあって「百草ふれあいサロン」を開設。5者で会議を持ち20名のボランティアで運営。商店街の人通りをつくり、トイレの改修、駐車場の増設で対策を進めた。(東京多摩/百草)

◆共益費
○共益費の一般清掃と植栽管理の入札で管理水準の低下となる。共益費の繰越金が多いが値下げをするべきか。議案書「方針案」には資料を提出させ話し合いをといっているが、具体的にはどんな資料を求めればよいのか。(千葉・茨城/習志野台)
○各団地で推移表をつくり自治協として共益費の学習会を毎年開催している。住環センターから植栽の本数や清掃の人件費などの基礎資料を出してもらい十分な話し合いを行うこと。永山でも繰越金が多く、今後5年間の資料を出させ300円値下げした。競争化問題等でこれからも交渉する。(東京多摩/永山)
○入札に自治会が立ち会えば歯止めになる。支社の過去のデータを参考に一般清掃の入札でどんな業者が参入するか、話し合い、要望をしたらよい。(関西/東豊中第二)
○一般清掃の問題点を指摘し、無駄はないか点検。2,250戸、年間で戸当たり5,000円(8%)の引き下げを実施した。競争化で37年ぶりに業者が替わった。植栽の仕事を点検し、共益費を引き下げるべき。自治会の管理、監督がきわめて重要だ。(関西/泉南一丘)

◆競争化の問題
○議案書P.62団地管理の競争入札のことが報告されているが、実際に質の低下を招いている。メリット、デメリットの状況を把握し、全国の自治会が共通の認識を持って対応していきたいので情報の提供を。(千葉・茨城/花見川)
○共益費競争入札は相互的判断で居住者も含めて検討を。(福岡/友泉)
○470戸の団地、清掃員1.5人、一般清掃の競争入札で新業者になって8ヵ月になる。制服、名札、清掃用具も満足になく経験もないため苦情が殺到した。1ヵ月で5〜6人も替わり、体調をくずしてやめた人もいる。経験があるとはいっても外の掃除ははじめて。あと2年半あるが新しい業者に変わってもまた同じこと。機構は責任を果たしていない。きちんと指導をしてほしい。(千葉・茨城/清水口)

◆中層エレベーター(EV)の設置
○機構本社との定例懇談会で東海自治協が中層EVに反対を表明したようだが、反対するのはなぜか?東海自治協ではどういう結果になったのか聞きたい。現住棟はEV設置が前提の建て方ではないのでお金がかかる。障害者のみなさんにはリフトがある。(千葉・茨城/花見川)
○議案書P.88の中層EVの方針で、家賃引き下げの運動は一自治会では限界がある。どう考えるか?(関西/富田)
○中層EV設置に反対し中止させた。1月20日、支社が1〜3号棟へ6基のEVを設置したいと言ってきて25日に説明会を行った。2月25日に地質調査に入る・業者も決まっていると工事ありきの内容。家賃は2階で300円、3・4階で2,000円、5階で5,500円の値上げ。1〜3号棟の60世帯にアンケートをし98%が必要ないと工事を拒否。国交大臣らへ手紙を出したことを通告したら一端棚上げ・中止になった。(東海/瀬古)
○6月18日に中層EVの工事最終説明、夏から秋にかけ19基設置工事と住民ともども納得して進めている。75歳以上が1割いる。3年もすれば2割となる。灯油が買えない、ものが運べない、階下移転も多い。家賃が5階で1,000円上がるというが、すぐに上がるものでもない。居住者がすべて参加してもらえるように街区ずつ2回の説明会を開催。弱点は踊り場着床型である。完全バリアフリーを望む。(埼玉/西上尾第一)
○EVの南側ベランダ設置は、とんでもない話しが来たと思った。陽当たり、3つのカギ開けなど問題があったが2棟2基決まった。北側踊り場着床型は23基の設置が決まりたいへん喜んでいる。工事が始まるが、設置されない住棟からはどうして設置されないのか、足が悪いので速く設置してほしいという意見が出ている。上尾市では3団地で80基設定される。(埼玉/原市)

◆少子・高齢化対策
○建て替え後住宅にURの子育て支援(設備等の費用を持つ)でキッズスペースをつくり、NPO世田谷子育てネットで運営。プロによる子供の写真撮影会等さまざまな行事も計画し、団地・地域コミュニティの発展に役立っている。(東京23区/芦花公園)
○臨時総会を開いて、機構も自治体も支援するNPO法人「おたがいさまねっと」(議案書P.81)を立ち上げ、お互い助け合っていく。こうした運動の交流の場をつくってほしい。(神奈川/公田町)

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